台湾で見たもの―その1 「台中オペラハウス」
月曜日に台湾旅行から帰ってきました。

3泊4日の短い旅でしたが、いつものように慌ただしく歩き回って、いろいろなものを見てきたので、何回かに分けて紹介したいと思います。

今回の旅行の目玉は、建築家の伊東豊雄さんが設計した、台中のオペラハウス(国家歌劇院)を見ることでした。
工事中から注目していた建築で、ずいぶん建築雑誌などでは見ていたのですが、とても複雑な建築なので、実際に見てみないことには理解しにくい建築です。

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外観は長方形の真っ平なファサードですが、内部の空間を予感させるものです。

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これは最上階にあるテラスですが、人間の内臓が口腔と肛門で外部につながるように、内部の3次元空間がここで表に現れているようです。

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そして中に入ると、壁から天井へと複雑な曲面でつながる空間に包まれます。

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これは、家具デザイナーの藤江和子さんデザインのベンチ。建築のコンセプトをうまく家具に写し取っているところは流石です。

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圧巻は2階のホワイエ。まるで洞窟の中にいるような感覚になります。

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床も平らではなく、床から壁、天井へと滑らかに面が繋がって行くのも不思議な感覚です。

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3階のショップの吹き抜けを見下ろしたところ。

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階段も複雑な形をしています。

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3階のテラスへとつながる部分は、内部空間が外部へと流出して行くところです。

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外から見たときに不思議な形で見えたテラスは、ガラスの手摺があって出ることができました。

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屋上は緑化されていて、床に緩やかな起伏があるので、丘を歩いているような感覚になります。

見終わって、とにかく空間のうねりの中で圧倒される思いでした。これを考え、実際に作り上げる伊東豊雄さんの力量にはただただ驚くばかりです。
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川崎の複合ビル-Ⅱ期工事試験杭
川崎の現場は、解体工事も終わり、今日から杭を打設し始めるのでその検査に行った来ました。

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先ず杭の長さが規定通りかどうかを確認します。ここでは32mの長さの杭を打つのですが、そんなに長いものをいっぺんに打つわけにはゆかないので6本に分けて、1本が5mほどの長さになります。

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杭の径も規定通りかどうかチェックします。

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杭の先端にはスクリューのような羽根が付いているのですが、その直径、板の厚さも確認します。

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杭に使われている鋼材の種類も記号で確認します。

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そしていよいよ1本目の杭を、あらかじめ墨出しをしていた杭の位置に正確にセットされたかどうかの確認です。

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杭の接合部はこのような部材を使ってしっかりとつないでゆきます。

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接合部材は、ボルトで確実に占められているかどうかも確認します。

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これは32mの支持層まで杭が入った状態。支持層に到達すると杭を回転させている機械が急に重くなり、なかなか入ってゆかなくなります。この状態で支持層から1.2mほど入ったところで、それ以上回転することが出来なくなり、十分な耐力が出たことを確認しました。
今回は1期工事より建物が小さいので、杭は全部で9本になりますが、6日ほどかけて、すべて打ち込む予定です。
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台湾旅行
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今週末から3泊4日で台湾を旅行する予定です。

今回の旅の目的の一つは、去年、台中に建築家、伊藤豊雄の設計でできたオペラハウスを見に行くことです。工事中から注目していた建築なので、ぜひ一度見てみたいと思っていたものです。台北にも伊藤さんの設計した建物が二つあるので、これも見学しようと思っています。

そしてもう一つは、最近、台湾では日本統治時代の建築をリノベーションして、アートスペースや店舗にしたものが多くできているというので、これを見てこようと思っています。
植民地時代の建築はある意味では負の遺産ともいえるわけですが、台湾の人たちはそれを大事に保存して再利用するようにしているのです。
日本では、古い建築をどんどん壊して顧みないことを思うと、台湾の建築事情はこれからの日本の建築を考えるときに参考になるのではないか、などと考えています。

例によって、旅の前にいろいろと本を買い込んで、台湾について調べていると、台湾という国(国とは言えない状況もあるわけですが)の歴史の不思議さにも、魅かれるものがあります。

台北へは、ずいぶん昔に一度だけ行ったことがありますが、町の様子はすっかり変わっていることと思います。
短い旅ですが、楽しんで来ようと思っています。
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法匠展
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法政大学建築学科の卒業生による美術展「法匠展」が昨日から始まり、24日(日)まで開催されています。
僕も写真を出展しています。
僕は土曜日と日曜日の午後は会場にいる予定ですので、見に来ていただけたら嬉しいです。

写真は、一昨日の搬入、準備の風景です。

日時 :9月18日~24日
    10:00~18:00(最終日のみ16:30まで)
場所 :エコギャラリー新宿1F 新宿中央公園内(中央公園の北より、青梅街道に近い方です)
    http://www.shinjuku-ecocenter.jp/
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ゴスペルナイト
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一昨日の夜に、知り合いの松谷レオ君率いるゴスペルグループ「Pencil Bunch」のコンサートに行ってきました。

松谷レオ君は20年ほど前に、ニューヨークへ渡りボイストレーナーについて本格的な歌の訓練を受けました。
帰国後、このPencil Bunchを結成して、精力的に音楽活動を続ける傍ら、ゴスペル音楽の教室を開催して多くのゴスペルを目指す人たちを指導しています。

ここの日は、彼の兄で、同じくソウルシンガーの松谷冬太君もゲスト出演、そして彼らのニューヨークでの先生だったビバリーさんも出演して、豪華なメンバーでした。
又彼のゴスペル教室の教え子さんたちがクワイヤーズ(合唱団)として50名近く参加して、とても賑やかで楽しいコンサートになりました。

その歌を聞いていて、アメリカという国はいろいろと問題も多いけれどもやはり素晴らしい国だと思いました。

ゴスペルはもともと、奴隷としてアフリカから連れてこられた黒人たちが、日曜日の教会で自分たちの神に対する信仰を歌にして歌い始めたものです。そこから派生してジャズという音楽が出来て世界中に広がり、白人系の移民からは、カントリーソングやブルーグラスのような音楽が始まり、やがてロックミュージックに発展して、これも世界中に広がっているわけです。

アメリカは歴史の浅い国と言われていますが、音楽ひとつとっても、このような人種の多様性が様々な音楽を生み出して、世界に影響を与えているということを考えると、今のアメリカの指導者が、閉鎖的な、人種差別的な政策をとっていることは大変な間違いだと言えると思います。そんなことを、音楽を聴きながら考えてしましました。
Posted by kozyken
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